半導体業界で働く事の魅力の一つに「高収入」が挙げられます。仕事選びにおいて、年収も大事ですし、長期的なキャリア形成も大事ですよね。今回は報酬面の実例を交えながら、年収以外の観点でどんな会社を選ぶと自分のキャリアに合うのかを考えていきます。
半導体業界の給与水準は「製造業の頂点級」
国税庁の令和5年度調査による日本全体の平均年収は約460万円。これに対し、半導体関連企業は突出した水準です。(2025年時点)
| 企業 | 平均年収 | 備考 |
|---|---|---|
| ディスコ | 約1,672万円 | 半導体製造装置メーカー |
| レーザーテック | 約1,638万円 | 検査装置メーカー |
| 東京エレクトロン | 約1,354万円 | 半導体製造装置メーカー |
| SCREEN HD | 約1,063万円 | 半導体製造装置メーカー |
| アドバンテスト | 約1,049万円 | 半導体検査装置メーカー |
| キオクシアHD | 約1,149万円 | メモリメーカー |
| 信越化学工業 | 約876万円 | 材料メーカー |
比較として、トヨタの平均年収は約982万円だよ。
平均年収が1000万円超えの企業が多いのは、半導体業界ならではだね。
ボーナスのインパクトは桁違い
給与だけでなく、ボーナスも半導体業界の大きな魅力です。2025年冬の支給額を見ると、
- ディスコ:平均449万円(全産業トップ)
- 芝浦メカトロニクス:約193万円
- MARUWA:約165万円
特にディスコは国内の全産業で圧倒的1位です!半導体業界は、利益率の高さと人材確保競争の激しさが反映され、他業界に比べてボーナスが高い水準になっています。(参照元)
キャリア選択の指針:どんな企業を選ぶべきか?
半導体業界でキャリアを築く際、どのタイプの企業を選ぶかによって働き方や将来像は大きく変わります。もちろん、個々の企業や業種毎に違いますが、ざっくりとイメージとして以下を参考にしてみてください。
高収入を狙うなら「装置メーカー・検査装置メーカー」
- 東京エレクトロン、ディスコ、レーザーテックなどは世界的に競合が少なく、利益率が非常に高い。
- 成果主義が強く、営業や技術職は「結果を出せば報われる」環境。
- プレッシャーは大きいが、短期間で高収入を得たい人には最適。
- 若手でも成果次第で早期昇進が可能で、20代後半で年収1000万円超も珍しくない。
安定した育成制度を重視するなら「大手デバイスメーカー」
- キオクシアやルネサスなどは、長期的な人材育成に力を入れている。
- 技術研修やキャリアパスが整備されており、安心して専門性を磨ける環境。
- 年収は装置メーカーほどではないが、安定性と育成制度の充実が魅力。
- 社員の定着率が高く、ワークライフバランスを重視する人に適している。
グローバルキャリアを志向するなら「海外展開の強い企業」
- 東京エレクトロンやアドバンテストは海外売上比率が高く、グローバル拠点で働けるチャンスが豊富。
- 英語力や異文化対応力を活かせる環境で、海外研修や駐在の機会も多い。
- グローバル基準の成果主義が導入されているため、実力次第で早期昇進も可能。
- 海外拠点での経験は、帰国後のキャリア形成にも大きな武器になる。
他に就職で考慮すべきポイント
給与や人事戦略以外にも、以下の観点を考慮すると、より良いキャリア選択が出来ます。
- 企業文化:成果主義か、チームワーク重視か。
- 働き方・制度:残業時間、フレックス制度、リモートワークの導入状況。
- 企業の将来性:市場シェアや技術力、経営戦略。
- 成長機会:新規事業や研究開発への投資姿勢。
- 勤務地・転勤:国内外の拠点配置や転勤の可能性。
- 教育・研修制度:技術研修、海外研修、資格取得支援など。
- 評価制度:公平な人事制度や昇給・昇格頻度。
- 福利厚生:住宅補助、社宅、健康保険、退職金制度など。
- ダイバーシティや社会的評価など
これらを総合的に見て、自分の価値観やライフスタイルに合う企業を選ぼう。
以上、今回は半導体業界で、魅力の一つ「高収入」についてと、その他どんな基準で企業選びをするのが良いかをまとめてみました。